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朝採れ卵のランチとスイーツを♪ 宮城蔵王「たまごカフェ corrot.」でカフェタイム

  • 2021年4月13日
  • ことりっぷ


仙台から車で45分ほどの蔵王町は、山々に囲まれた自然豊かな土地。滋味あふれる高原野菜や牧場生まれのチーズ、清流が育むお米など、食を楽しめる町としても知られています。そんな蔵王の丘にたたずむ「たまごカフェ corrot.(コロット)」は、地元の養鶏家が営むカフェ&直売所。新鮮な卵の風味を生かしたランチとスイーツがいただけます。直売コーナーでは、卵やプリン、マヨネーズなどをお買い物できますよ。
JR白石蔵王駅から車で約20分、小高い丘の上に建つ三角屋根の建物が「たまごカフェ corrot.」です。オーナーは、蔵王町で60年以上続く「蔵王鶏園(ざおうけいえん)」を営む我妻さんご夫妻。「おいしい卵をつくりたい」という思いから開発した自慢の卵「眠れる森のたまご」を、多くの人に味わってもらうため2019年にお店をオープンしました。
まるで物語のタイトルのような名前の「眠れる森のたまご」。その由来は、鶏を1日の半分以上眠らせ、ストレスフリーの環境で育てることからきています。十分に睡眠を取った鶏が産む卵は、栄養価が高く味も濃厚。店には毎朝8時に集卵した産みたての卵が届きます。
店に一歩足を踏み入れると、大きな窓いっぱいに広がる蔵王の山並みと田園風景に感動。緑の絨毯を一面に敷きつめたような田植え時は、ひときわ美しさを増します。晴れた日は心地よい日差しを浴びながら、テラス席で景色を眺めるのもおすすめです。
「たまごカフェ corrot.」では、我妻さんが愛情込めてつくった「眠れる森のたまご」を生かしたメニューがそろいます。卵のおいしさをストレートに味わいたいなら「たまごかけ御膳」をオーダーしてみて。フレッシュな朝採れ卵が3個と、ご飯、味噌汁、手作りのお惣菜、サラダがワンプレートになっています。
殻を割って器に落としてみると、まず卵の弾力に驚きます。「眠れる森のたまご」は水分が少ないため、白身はプルンとしたゼリー状。黄身はお箸でつまめるほどの固さがあります。我妻さんのおすすめの食べかたは、あまりかき混ぜず、白身と黄身それぞれの食感と風味を楽しむ方法。味付けは、卵の味を引き立てる小豆島産の生醤油を少量たらします。
産みたての卵はクセがなく、本来のコクと食感が口に広がります。地元農家から直接仕入れる「ひとめぼれ」のご飯はおかわり自由。気がつけば、ご飯とともに3個ペロリと完食してしまいます。
卵料理の定番、オムライスも味わってみたいメニューのひとつ。トマトソースがたっぷりかかった「自家製トマトソースのオムライス」は、世代を問わず人気のメニューです。
ぽってりとしたオムライスにフォークを入れると、中にはケチャップライスがぎっしり。そのケチャップライスを包む卵焼きは、薄いながらも表面はしっとり、中はとろっと。余熱も含め火加減を秒単位で計算し、絶妙な仕上がりになっています。
食後にはもちろん、卵の風味いっぱいのスイーツをいただきます。店の一番人気は「たまごたっぷりプリン」。濃厚な黄身のみをぜいたくに使ったプリンは、生クリーム不使用なのにコクがありなめらか。瓶の底にあるカラメルソースと一緒に味わうと、プリンの甘みがより一層ひき立ちます。
「たまごが香るシフォンケーキ」は、卵の香りがふわっと広がるケーキです。シンプルな味わいで、食感はしっとりきめ細やか。どんなドリンクにも合う、ティータイムにぴったりのスイーツです。
食事を楽しんだあとは、入口にある販売コーナーへ。カフェメニューの主役「眠れる森のたまご」を購入できます。卵は冷蔵保管で、約3週間生食可能。お家でもぷるぷる食感のたまごかけご飯を味わえますよ。
リピーターが増えているのが「自家製マヨネーズ」。食パンに塗って約3分トーストするだけで、リッチな味わいのマヨネーズトーストができます。材料はほぼ、卵と米酢、米油だけなのに驚くほどクリーミー。途中からはちみつをかけて味を変えれば、スイーツのようにも楽しめます。カフェで味わえる「たまごたっぷりプリン」もテイクアウトできるので、おみやげに選んでみて。
養鶏場直営ならではのメニューがそろう「たまごカフェ corrot.」。産みたて卵のおいしさを楽しみに訪れてみてください。

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