山登りやラフティング、バードウォッチングなどまちの地形や特色を生かしたアクティビティは旅先や移住先での楽しみのひとつ。
今回は全国にお住まいのみなさんにまちのアクティビティ事情について教えてもらいました。
気軽に出かけられるようになったいま、家族や友人と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?
〈どこでもサウナ〉は、その名の通りどこにでも出動してくれるサウナ小屋です。まちの面積の9割が森林という下川町の材をふんだんに使っている小屋を軽トラに積載し、道があるところならどこにでも出動します。私が運営している〈A-frame cabin iwor〉にも実際に来てもらいました。
〈どこでもサウナ〉を運営しているオーナーの谷山嘉奈美さん。
室内に入ってみると、トドマツ材に包まれた室内空間が広がります。〈どこでもサウナ〉は薪を使用していますが、薪だからこそ実現できる芯から温まるあたたかさが魅力です。もちろん、薪も町内産。
プライベートなサウナ空間。小屋のなかは3〜4人まで入れます。
町内で採取した白樺の若い枝葉を束ねたヴィヒタにたっぷり水分を含ませたアロマウォーターでロウリュ※すると室内全体にナチュラルな香りが広がり、最高の空間になります。※熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させること。
ジュッという音とともに室内全体に広がるじわーっとくる温かさが最高。
オーナー自ら山へ出向き、厳選した白樺を採取してつくったヴィヒタ。
今回は水風呂の代わりに森の中に溶け込んだ空間ならではの外気浴を行いました。鳥のさえずりと誰にもじゃまされない空間で心身ともにととのいます。
マイナス気温ならではの外気浴。ととのいます。
サウナの後には、ととのった体にうれしいジビエ料理が待っています。ジンギスカンを用意いただいたのですが、こちらは羊ではなく鹿肉ジンギスカン。
雪の下で貯蔵した越冬キャベツと鹿肉の相性抜群です。
食べ終わった頃には、心も体もととのいます。〈どこでもサウナ〉は今後の下川町での楽しいアクティビティとして人気になるでしょう。
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どこでもサウナ
Web:どこでもサウナ
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大石陽介 おおいし・ようすけ
1988年静岡県焼津市生まれ。 小学校教諭として富士山の麓で8年勤務。うち2年は青年海外協力隊(JICA)としてモンゴルへ。 世界自然遺産である『知床』での生活を経て、現在はSDGs未来都市北海道下川町で活動中。ローカルツアー事業を行う〈ぐるっとしもかわ〉代表。1日1組限定の1棟貸しキャビン〈A-frame cabin iwor〉オーナー。
新潟県内には名の知れたビッグゲレンデから、お子さんと一緒に楽しめるファミリーゲレンデまで50か所近くのスキー場があるそうです。その数、長野と北海道に続く3番目の多さ。なかには5月まで楽しめるスキー場もあるんですよ。
先日は、魚沼市の〈奥只見丸山スキー場〉に行ってきました。こちらのスキー場、冬場は道中が冬季通行止めとなり、12月にオープンしてから1月には閉鎖してしまい、春先の3月下旬に再オープンします。
晴天に恵まれたこの日、頂上から見えた景色は、ここが日本だと忘れてしまうほどの優雅さでした。
春のゲレンデは雪質が重く滑走するには厄介ですが、天気のいい日のスノーアクティビティはとても気持ちがいいんです。
温かいコーヒーを片手に(運転しない方はもちろんビールでも◎)、のんびりと山々の景色を眺めるひとときは、最高に贅沢です。
例年はゴールデンウィーク期間まで楽しめますが今年は気温の高い日が多く、4月中旬までの営業となるところもあるそうです。お出かけの際には、各スキー場のホームページなどでご確認くださいね。
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齋藤悦子 さいとう・えつこ
新潟在住のフリーライター。しばらく勤め人でしたが、ひょんなことからライターの道へ。南魚沼市→新潟市→阿賀町→新潟市と県内を転居する生活をしています。寝るのが大好き、朝が苦手、スノーボードとたまに登山、ラジオとエッセイとレモンチューハイが好き。Instagram:@suzuki_epi/
武蔵野市はサッカーチーム〈東京武蔵野ユナイテッドFC〉やラグビーチーム〈横河武蔵野アトラスターズ〉などのスポーツチームがあり、スポーツが盛んなまちなんです。
市内にある武蔵野陸上競技場は、日本陸上競技連盟第三種公認競技場となっており、全天候型トラック8コース、ジョギングコース(トラック外周)1周520メートル、天然芝フィールド105メートル×68メートル、スタンド席2188席、芝生席3000人を収容できる規模を誇ります。
そんな本格的な競技場と併設する総合体育館で、毎年4月29日(昭和の日)に〈ファミリースポーツフェア〉を開催。世代を問わず誰もがさまざまなスポーツを楽しめるイベントとなっています。
家族みんなで参加でき、参加費は無料。
小さなお子さんも参加できる玉入れやエアー遊具なども用意されているので、1日中思いっきり遊べます。
イベントでは、大人気の「走ってみよう!50メートル」や「ラグビー体験」、パラリンピック種目の「ボッチャ※」、幼児でも楽しめる「ホップボール」や「玉入れ」などのほか、健康状態のチェックもできるブースも設置されています。
※ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤や青の各6球のボールを投げたり、転がしたり、ほかのボールに当てたりするなどして、ジャックボールへいかに近づけるかを競う競技。
パラリンピックの種目「ボッチャ」体験でルールも学べます。
会場の総合体育館と陸上競技場に加え、卓球室と温水プールを無料で開放しています。事前申し込み不要、入場無料なので日頃運動不足を感じている人は気軽に参加してみてはいかがでしょうか。
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ファミリースポーツフェア2023
TEL:0422-60-1903(武蔵野市教育委員会生涯学習スポーツ課)
Web:ファミリースポーツフェア2023
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Momo*Kinari きなり・もも
ライター・エディター。東京在住。Webや雑誌、旅行ガイドブックで撮影・執筆。 国内外でグルメや観光スポットを取材。たまに料理やモノづくり、イラストの仕事もしています。 Twitter:@Momo_kinari
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Yosuke Oishi, Etsuko Saito, Momo*Kinari
大石陽介/齋藤悦子/Momo*Kinari