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キャンプの恵み

Vol.95 キャンプの指導者の夢

  • 2015年11月26日

キャンプディレクター1級養成講習会
キャンプディレクター1級養成講習会
 日本キャンプ協会の中心的な事業のひとつに、キャンプ指導者の養成があります。先日、キャンプディレクター1級という最上位資格の養成講習会を2泊3日の日程で行いました。
 キャンプというのは労働集約的で、たくさんの人の力が必要です。よいキャンプを創ろうとすれば、たくさんの理解者、協力者を増やすことが重要となります。そこで講習会の仕上げとして、講習会で学んだことを受けて「キャンプの社会価値を高めるために、今後3年間であなたがやりたいこと」を発表するという課題が与えられました。「キャンプ指導者の夢」を語ってもらおうというわけです。

 16人の受講生は、それぞれ異なる形でキャンプに携わっており、夢の中身はさまざまです。
 たとえば、野外活動施設に勤める受講生は、「ひとり親支援となるようなキャンプや、キャンプを通じた防災教育を実現したい」と言いました。地元で森のようちえんの取り組みを始めたばかりの受講生は、「子どもを中心にして、いろんな人が集まってくるようなコミュニティをつくりたい」と。そして、大学で教育に携わる受講生は、「学生にキャンプ指導者としての学びを積んでもらい、キャンプ指導のできる学校の先生を増やしたい」というおもいを語りました。
 どれも、実現が心から待ち遠しいものばかりです。キャンプの社会的価値を高める方法は、キャンプを通じて社会を今より少しいいものに変えていき、それを知ってもらうことなのだろうとおもいます。ここで語られた夢が実現すれば、間違いなく、いっぽ前へ進むことができるでしょう。
 このあと、受講生は資格取得のための検定を受けるのですが、検定科目のひとつにプレゼンテーションがあります。「夢の実現をサポートしてくれる人を増やすためのプレゼンテーションをしてください」と、受講生のみなさんにはお願いしています。ここで語られた夢を実現するために、どんな具体的なプランが示されるのか、とても楽しみです。



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