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「絶滅危惧種」 Q&A解説

読み:
ぜつめつきぐしゅ
英名:
Endangered Species
  • Q: 生物が絶滅するのはなぜ?
    生物はどのようにして絶滅危惧種になってしまうのだろうか?

    A: 絶滅危惧種は、地域の急速な環境変化により、絶滅したり絶滅寸前に追いやられたりしている動植物の種のことだ。1975年から2000年の間だけで毎年4万種が絶滅したという説もある。その原因のほとんどは、人間の生活や産業活動によるものだ。新しい土地への入植や人口の増加、開発、乱獲に加えて、人がほかの土地からもたらした外来生物により在来種が駆逐されてしまうこともある。沖縄固有の鳥であるヤンバルクイナの例をみると、毒蛇のハブを退治するために人間がもち込んだマングースや、人間が放した野良猫などのせいで、ヤンバルクイナは激減した。

  • Q: ニホンウナギが食べられなくなるって本当?
    ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されたそうだが、その理由は?

    A: 環境省は2013年2月に、絶滅のおそれがある野生生物の種をまとめたレッドリストのうち、淡水と、淡水と海水が混じりあう汽水に生息する魚類の掲載種を公表した。その中で、生態に不明な点が多いため情報不足(DD)だったニホンウナギを、絶滅危惧1B類(EN)に指定した。近年の漁獲量データに基づいた見直しだ。漁や取引は規制されないのですぐに食べられなくなることはないが、漁獲管理をはじめとする保護に取り組まないと、絶滅してしまう可能性は否定できない。また、日本に生息する汽水・淡水魚類の約4割に、絶滅のおそれがあることもわかっている。

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