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「国立公園」 Q&A解説

読み:
こくりつこうえん
英名:
National Park
  • Q: 国立公園、国定公園、自然公園の違いは?
    「国立公園」と「国定公園」、「自然公園」はどれもよく似た言葉だが、その差はいったいどこにあるのだろう。

    A: 国立公園は、日本のすぐれた自然の風景地を保護するとともに、その利用の増進を図り、国民の保健・休養に役立てる目的で、国が国立公園法に基づきつくる公園。1934年に「雲仙国立公園」など3つの景勝地が国立公園に指定されてから多くの国立公園が生まれている。国立公園の数は31カ所で、総面積は約210万haだ。一方、国定公園は、国立公園に準ずる優れた自然の風景地で、都道府県の申出により環境大臣が指定するもので、56カ所が定められている。自然公園とは、「自然公園法」に基づき指定される国立公園、国定公園、県立自然公園の総称で、すぐれた自然の美しい風景地を保護しつつ、その自然の中で休養し、レクリエーションを行い、また、自然からさまざまなことを学ぶために指定されている。

  • Q: 世界最初の国立公園は?
    世界で最初につくられた国立公園はどこだろうか。

    A: 世界で最初に国立公園に制定されたのは、1872年の米国のイエローストーンである。合衆国第18代大統領ユリシーズ・グラントが国立公園法に署名して誕生。これにより、国際的な国立公園制度が誕生した。イエローストーン公園内には1900kmに及ぶハイキングコースがあり、園内には1万を超える温泉、100の滝、バッファロー、エルクなど70余の動物が生息するなど、そのスケールは大きい。一方、わが国では、国立公園制定を求める国民の要請を受け、1931年に「国立公園法」が制定されたのが、国立公園制度の始まりである。

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