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「流動床式ごみ焼却炉」 とは

読み:
りゅうどうゆかしきごみしょうきゃくろ
英名:
Fluidized-Bed Incinerator

砂を入れた炉の内部へ下部から空気を送り、砂が流動状態になったところにごみを投入して燃やす焼却炉。国は家庭や企業の工場などから排出されるごみについて、1) Reduce(リデュース=廃棄物を出さない)、2) Reuse(リユース=再使用する)、3) Recycle(リサイクル=再資源化する)、4) 熱回収、5) 適正処分の優先順位で扱うとしている。どうしてもリサイクルなどができない場合に行われる適正処分の代表的な手法が、ごみを燃やして処分する焼却処理だ。

流動床式ごみ焼却炉はごみと砂の伝熱効率が高く、生ごみなど含水率の高いものでも燃焼効率が良く、燃焼時間も早いといった特性をもつ。全国の市町村や事務組合が設置している施設数は2008年度で216施設あり、ストーカ炉に次いで多い。また、産業廃棄物の処理にも利用され、民間で設置したものが同じく25施設ある。一方、流動床の技術を採用した流動床式ガス化溶融炉が開発され、国内外で普及が進んでいる。

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