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「交通需要マネジメント」 とは

読み:
こうつうじゅようまねじめんと
英名:
Transportation Demand Management

車の利用者による交通行動の変更を促すことで、都市部や地域における道路交通の円滑化を図る手法。英語で「Transportation Demand Management」といい、その頭文字を取ってTDMと呼ばれる。交通需要の増加に伴い、各地で道路渋滞などの交通混雑が生じている。また、交通量の増加とともに二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスや窒素化合物(NOx)など有害物質の排出が増加し、騒音・振動などの問題も深刻化している。

TDMはこうした問題を解決するため、道路整備に加えて円滑な交通流を実現するための施策だ。主なものに、電車やバスなど公共交通機関への利用転換、物流における共同集配事業の導入、自動料金収受システム(ETC)車載器の普及、ロードプライシングなどがある。道路交通情報や駐車場に関する情報を提供して、利用者の無駄な走行削減や最適なルート選択を可能にすることも有効な手法だ。

パークアンドライド、エコドライバーによるエコドライブの促進、自転車利用、カーシェアリングデマンド交通の導入なども、広い意味で交通需要マネジメントの一環といえる。ICTを活用して道路交通システムの高度化を図るグリーンICT関連の施策としては、バス専用レーンなどの公共車両優先システム(PTPS)や、光ビーコンを活用する新交通管理システム(UTMS)などがある。

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