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「環境整備船」 とは

読み:
かんきょうせいびせん
英名:
Ocean Environment Maintenance Ship

海洋環境整備船ともいい、海のゴミや油を回収し、海洋環境を改善する船。海上のゴミは、船舶のスクリューに巻き付くほか、ジェットフォイル船の吸水口に詰まって故障や事故を引き起こす原因となり、海上交通の安全に悪影響を与える。また、海鳥や魚などの海の生物の生命も脅かすことになる。環境整備船は、海域環境の保全を図るため、東京湾、伊勢湾、瀬戸内海、有明・八代海などの閉鎖性海域で海面の油やごみを回収し、船舶の安全な航行を確保する。また、これらの船は、水質計測や底生生物調査などのモニタリング機能も持っている。たとえば、国土交通省四国地方整備局の海洋環境整備事業は1974年から始まり、現在、瀬戸内海の海域では、「わしゅう」「いしづち」「みずき」が活躍し、毎年大型ダンプ約1千台分(約5000m3)のゴミを回収している。また、2001年12月にまとまった「東京湾蘇生プロジェクト」において、国土交通省港湾局では、環境整備船による水質監視を強化していく方針を示した。また、国土交通省近畿地方整備局・神戸港湾空港技術調査事務所のホームページでは、海洋環境整備船の構造などが紹介されているほか、ペーパークラフトをダウンロードすることができる(2006年12月現在)。

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