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「環境危機時計」 とは

読み:
かんきょうききどけい
英名:
The Environmental Doomsday Clock

地球環境の悪化に伴って増加する人類存続への危機感を、時計の針という目に見える形で表現したもの。科学技術に関する研究助成や顕彰などを行っている旭硝子財団が、1992年から発表している。環境が悪化して地球が滅亡する時刻を12時に設定し、0〜3時が「ほとんど不安はない」、3時1分〜6時が「少し不安」、6時1分〜9時が「かなり不安」、9時1分〜12時が「極めて不安」をそれぞれ表す。

環境危機時計は、世界各国の政府や、環境問題に取り組む民間の有識者などへのアンケート結果をもとに作成される。調査を始めた1992年の針は、「かなり不安」をあらわす「7時49分」だったが、1996年に「9時13分」となり「極めて不安」な時間帯に入った。その後は進退を繰り返しながらも2000年を除き「極めて不安」な時間帯が続いている。

2014年度の調査では世界155カ国・2343名から回答があり、「9時23分」となって前年に比べて4分進んだ。このうち日本については「9時4分」で、前年より1分後退した。調査結果からは、回答者の多くが危機時刻を決める上で気候変動や環境汚染、生物多様性などを念頭に置いていることがわかった。

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