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「アイドリングストップ」 とは

読み:
あいどりんぐすとっぷ
英名:
Idling-Stop

自動車のエンジンを駐停車時に停止させること。地球温暖化の進行に加えて、都市部では大気汚染ヒートアイランド現象などの環境問題が依然として深刻だ。大気汚染の原因となる窒素酸化物(NOx)の大半は自動車から排出されており、その改善にはエコドライブを実践して、自動車からの大気汚染物質や地球温暖化物質の排出を抑制することが欠かせない。信号待ちや荷物の上げ下ろしなどの駐停車中に車のエンジンを切ることは、排ガスに含まれるNOxや二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの排出抑制はもちろん、悪臭騒音の発生を防ぐことにつながる。また、燃費もよくなることがわかっている。

道路交通法は、運転者が車両を離れる時にエンジンを止めることを遵守事項として定めている。また、東京都や埼玉県、福井県など多くの地方自治体が、条例によりアイドリングストップを義務づけている。アイドリングストップは、エコドライブ普及連絡会による「エコドライブ10のすすめ」に含まれている。環境省の「エコドライバープロジェクト」も、アイドリングストップなどを励行することで、エコドライバーになることを呼びかけている。

路線バスや一部の配送用トラックなどには、キー操作をしなくてもアイドリングを停止できる装置が装着されている。また、乗用車でも停止時にエンジンを自動で停止する機構を搭載したものが販売され、環境性能と燃費の両立を求める消費者から好評を得ている。

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